吉良医院

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一般皮膚科

Medical

皮膚科

湿疹

「赤くてかゆい発疹ができました」皮膚科を受診される患者さんにとても多く見られる疾患です。 原因は、自己免疫や食べ物アレルギー、ダニ、ハウスダスト、薬疹、ウイルスなどがありますが、 原因がはっきりしないことが多いです。湿疹・かぶれなどはかゆみを伴うことが多く、辛いものです。 患部を掻いてしまうことによってとびひになってしまうこともありますので早めの受診をおすすめします。 治療は、かゆみや炎症を抑える外用薬や内服薬を使用します。

蕁麻疹

「赤く盛り上がった発疹があってかゆかったのですが、数時間で消えていました」 かゆみの強い、蚊に刺されたような盛り上がった発疹が数時間~24時間以内にできて消えていく皮膚疾患をじんましんと言います。 じんましんの原因は、食べ物や内服薬、細菌やウイルスの感染など様々です。39種項目のアレルゲンを1度の採血で検査することができる血液検査「View39」も実施しています。 しかし、じんましんの多くの原因は特定できません。治療は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などを使用します。

アトピー性皮膚炎

「乾燥した湿疹がくりかえしできます」アトピー性皮膚炎は、繰り返す慢性の湿疹と皮膚の乾燥が特徴的な皮膚疾患です。 小児で発症することが多いですが、成人で発症する場合もあります。 喘息のほか、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎のある家系に出やすい傾向があり、 また、ダニや食べ物などのアレルギーが起きやすいのも、アトピー性皮膚炎の特徴です。 治療は、日本皮膚科学会のガイドラインに基づいて保湿剤やステロイド外用剤を中心とした外用療法、 抗アレルギー剤の内服療法などを行います。 必要に応じて悪化原因を調べるためにアレルギー検査を行うこともあります。 スキンケアが欠かせないものとなりますので、定期的な皮膚科への通院が必要となります。

いぼ

「手や足にブツブツができてだんだん増えてきました」いぼは、ヒトパピローマウイルスの感染により生じます。 ウイルス感染ですので、放置すると感染して増えて、家族内などでも感染することもあります。 治療は、液体窒素療法、内服療法などを行います。 いぼの治療は1回で完治することは難しく、複数回の治療が必要となります、そのため 根気よく通院治療をする必要があります。

たこ・魚の目

たこやうおのめは、足の決まった場所が慢性的に刺激を受けて発症します。 治療は厚くなった角質を削りとります。 再発予防のために外用治療も行います。 また、たこ・うおのめの様に見えて、実はウイルス感染によるいぼ(尋常性疣贅)だったということもあります。

粉瘤

粉瘤は毛穴の奥にできた袋の中に老廃物や皮脂が溜まった半球状の腫瘍で、中央部には黒点状の開口部があります。 時に細菌感染を起こし急に腫れて痛みが出ることがあります。

水虫

「足の指の間がふやけてかゆいです」「かかとがガサガサでひび割れができました」 「爪が白くもろくなってきました」水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の感染により発症する疾患です。 水虫かどうかの診断は角質または爪の一部を採取し顕微鏡で白癬菌を確認することが必要です。 水虫と自己判断し、市販の水虫治療薬を外用する方も多いと思います。 一見水虫のように見えても実は湿疹である場合も多く、かぶれをおこしてから受診される方も多くいらっしゃいます。 治療は外用剤、内服薬(爪白癬)が基本となります。

ヘルペス

「疲れがたまると唇の縁に細かい水ぶくれができてピリピリします」 単純ヘルペスウイルスの感染で起き、顔にできる1型と外陰部や臀部などの下半身にできる2型ウイルスの2種類があり、 初感染で口内や外陰部に発疹が生じた時は高熱と激痛が伴います。 治療は、抗ウイルス剤の内服と外用を行います。 発疹の出る前にチクチクする感じなどの予兆の出ることが多く、その時点で内服を始めると治りが早まります。 しかし、単純ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏するため、 疲労、ストレス、風邪などによって免疫力が下がると再発を繰り返すことがあります。

帯状疱疹

「片側の胸から背中にかけて細かい水ぶくれがたくさんできてチクチク痛みます」 みずぼうそう(水痘)のウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が、過労、他の疾患、 手術などにより免疫力の低下により再活性化することによって発症します。 体の片側の一定の神経支配にそって痛みを伴った細かい水ぶくれが帯状に生じます。 診断、治療開始が遅くなるほど、帯状疱疹後疼痛という神経痛が長い間残ってしまうことがあります。 早期に皮膚科を受診して抗ウイルス薬の内服を開始することが大切です。 帯状疱疹後神経痛が残ってしまった場合は内服薬によるペインコントロールも必要となります。

ニキビ

「額に赤いブツブツができました」 ニキビの直接的な原因は、 ①皮脂の過剰な分泌 ②毛穴の詰まり ③アクネ菌の増殖です。 過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。 この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、アクネ菌は増殖していき、赤く炎症を起こしたニキビとなります。 大人のニキビは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、 様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。 思春期ニキビは、成長期のホルモンバランスの急激な変化が原因で発症します。 治療にあたっては、ニキビの種類と重症度を判断し、外用薬、 内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬など)などの中から選択します。 たかがニキビと放置してしまうとニキビ痕や色素沈着となってしまいますので早めに治療することをおすすめします。

脂漏性皮膚炎

小児だとほとんどの乳児に発症しますが、月齢が上がるとともに自然に治ります。 大人の場合は頭皮にフケ、かゆみ、顔にもカサカサした赤みかゆみを生じて治りにくいのが特徴です。 原因としては皮脂の成分の質的異常であり、皮膚の機能の老化が関係しています。 効果的なシャンプーを使用したり、顔の脂漏部位(額、鼻のまわり)を石鹸をよく泡だてて洗いましょう。 治療はステロイド、ケトコナゾール等の外用治療、脂漏のコントロールのためにビタミンB群の内服などを行います。

やけど

やけどをしたら、流水で30分程度すぐに冷やしましょう。 その後、赤みが続いたり、水ぶくれができてしまったら、早めに皮膚科を受診しましょう。 受診が遅れると、細菌感染が起こったり、あとが残ってしまうことがあります。 とくに注意が必要なのは、低温やけどです。 湯たんぽやカイロによるやけどはゆっくりと深い組織まで損傷するので、 治るまで時間がかかります。

 

切創

傷の深さや血管、神経の損傷具合により局所麻酔をした上で、細いナイロン糸で縫合します。動物などにかまれた傷などは被覆材で治療します。